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ブラジル アルト・リベルダージ

双実堂コーヒーのマスターです。

朝晩は冷たい風が吹く季節になりましたね。
皆さん、お元気でしょうか?

ただいま金曜日の営業を終えたところですが、三連休前の金曜日ということもあり、お店もだいぶ賑わいました。
いつもご利用いただきありがとうございます。

プレミアム商品券ですが、月曜日に追加でご用意したのですが、残り30冊ほどになっております。
おそらく明日で完売となり、日曜日と月曜の祝日にはご用意できないと思いますのでお早めにご連絡ください。
来週の火曜日に事務局へ行き、さらに追加でもらえるか確認してまいります。

コーヒー豆の情報ですが、
本日10月6日から、ブラジル アルト・リベルダージという豆を販売開始しました!

日本の真反対にあるブラジル。
コーヒーの生産量が世界1位。栽培面積も世界1位。
日本のコーヒー輸入量1位もブラジルです。
ブラジルは国内でのコーヒー消費量もとても多いと聞きます。

ブラジル東南部エスピリット・サント州にアルト・リベルダージ農園はあります。
双実堂コーヒーで販売してますパッセイオ農園、山口農園、シティオ・ダ・トーレがあるミナス・ジェライス州の東側にあります。
もともとはロブスタ種(コニロン)を多く生産するエリアです。

アルト・リベルダージ農園はルシアーノ・ピメンタとアントニオ・カルロスの2人の義兄弟によって2015年にスタートした若き農園です。

農業技術者だったルシアーノ、そして農家出身のアントニオ。
コーヒー愛好家だった2人はこの地域で最高のコーヒーをつくりたいと一念発起して独立、アルト・リベルダージ農園を開拓しました。
2人はお互いの強みを活かし、それぞれ違った角度からコーヒー生産に向き合っています。

ルシアーノは、農業技師として収穫中、収穫後、および年間を通しての農場のメンテナンスと栽培に関する全ての技術指導と研究を行い、技術面での責任者という役割を担っています。
こうしたルシアーノからの技術的なアドバイスを元に実際に農園管理を実践するのがアントニオの仕事です。
その実践的な経験や知見をいかし、アントニオもまたルシアーノにフィードバックをします。

アントニオによると、ルシアーノが土壌の質、作物の健康状態、その他のプロセスを監督し、技術者として隣でサポートをしてくれる環境は農園の大きな強みだといいます。
常に農園にエンジニアがいる環境は農園の強みですが、農技師を通年で雇うのは小さな農園ではありえないことだからといいます。

ブラジルのコーヒー栽培は、標高1000m以下の低地栽培が多いです。
ブラジルの勾配が少なく平らな土地、なだらかな斜面が続く広大な土地は、コーヒーの栽培や収穫に大きな特徴を生み出します。
広大な農園の収穫は効率を上げるために機械化が進み、コーヒーの木と木の間に機械が入れるように整備されています。
アルト・リベルダージ農園のように機械の導入が難しい山間部や小規模な農園では1粒1粒完熟豆のみをセレクトピッキングして収穫にあたっています。

エスピリット・サントのコーヒー豆を販売することは今回で3回目ですが、ブラジルにしては明るい酸味があり、ボディも通常のブラジルと違いかなりライトな感じの印象が強いです。
このアルト・リベルダージをテスト焙煎した際にも同じ印象を受けました。
そして、ブラジルのコーヒーと思えない風味特性に驚きました。

ブラジルの豆は中深煎りにすることが多いのですが、ブラジルらしくないレモンや白桃など上品で明るい酸をいかしたく焙煎を浅めにしてます。
繊細でシルキーな口あたりでスッと飲めてしまう心地よさ、フルーティーで軽やかな味わいのブラジルコーヒーを是非ご体験ください。

これから年末に向け、いろんなコーヒー豆を販売させていただきます。
それぞれのコーヒー豆が持つ個性をお楽しみいただければと思います。